すやり : 手術室用床ずれ防止用具 : 【公式】アクションジャパン株式会社

手術台用すやり定価￥55,000（税込）
カット用すやり定価￥39,600（税込）

すやりは、世界中に販売実績のあるヨーロッパ最大級のユーロフォーム社が製造しています。
床ずれ三大要因（圧カ・ずれカ・湿潤）と、手術室で求められる安定、低床、洗浄などの要因とをバランスよく調整しました。
8万回圧縮テストで99％以上の復元率や耐薬品・生理食塩水など、国内でも多数の評価施設から「消耗品の域を超えている」との高評価を得ています。
手術中の床ずれ防止に自信をもってお勧めします。

代表的な低反発ウレタンマットレスとの項目別比較一覧

試験・比較項目	すやり	低反発ウレタン
① 圧力分散（仰臥位・室温）	△ 95mmHg	✕ 測定可能範囲外
圧力分散（仰臥位・体温）	○ 82mmHg	○ 78mmHg
圧力分散（側臥位・室温）	✕ 測定可能範囲外	✕ 測定可能範囲外
圧力分散（側臥位・体温）	△ 104mmHg	✕ 測定可能範囲外
圧力分散（軽荷重）	○ 24mmHg	○ 23mmHg
② 底づきの限界	○ 19.5kg	△ 7.8kg
③ ずれカ	○ 1.8kg	△ 3.0kg
④ 吸放湿性	○ 吸4.8 放2.3	○ 吸2.9 放1.0
⑤ 復元性	○ 99%	データなし
⑥ 耐熱性（オートクレーブ）	○ 変質なし	○ 変質なし
⑦ 洗浄・消毒の耐久性	○ 変質なし	○ 変質なし
⑧ 水はけ	○ 残水191cc	✕ 残水335c
⑨ 切断の容易さ	△ 一部刃物で困難	○ 刃物を問わず良

すべての試験·比較項目は、完全な再現性と同一の結果を保証するものではありません。
下記表中の○△✕は一定の基準において付けていますが、優劣を正しく評価するためのものではありません。

圧力分散
- 手術台の上にマットレスを設置し、被験者（身長177cm体重63Kg BM I 20.3）が仰臥位と側臥位で計測。
- 圧力測定器の計測限界値は110mmHg。
- 測定したマットレスは、いずれも厚み6cm。
底づきの限界
1. 38℃にした坐骨モデルを試料に5分間載せる。
2. 底づき（沈み込む余地のない状態）を起こすまで荷重をかける。
3. 底づき時点の荷重を計る。
各5回の測定を行い平均値を記載。外れ値はなく、最大値と最小値の差は200g以下であった。
ずれ力
1. 各試料の上に不織布を敷き、臀部モデル（総重量18kg）を置く。
2. 臀部モデルを人体を模して38℃とし、設置5分後に計測を行った。
3. 臀部モデルを水平方向に引っ張り、動き出しの荷重を測定する。
各5回の測定を行い平均値を記載。外れ値はなく、最大値と最小値の差は80g以下であった。
吸放湿性（カケンテストセンター）
1. すやり、低反発ウレタンマットレスの試料片を絶乾状態として質量を測定した。
2. 30℃90%RH下で吸湿させ24時間後の質量を測定した。
3. 20℃50%RH下で放湿させ24時間後の質量を測定した。
復元性（カケンテストセンター）

JIS-K-6400-4 B法に基づき、
1. すやりを20℃　湿度50％の環境下でテストを実施した。
2. 圧縮率を元の厚みの50％として、8万回の繰り返しを行なった。
3. 8万回の繰り返し後に、元の厚みと比較して厚さ低減率を算出した。
耐熱性

オートクレーブメーカーの協力で、温度135℃ 10分の設定で一連の作業を行った。
いずれも変質、変形等を認めなかったが、回数を重ねることで硬化等を起こす可能性があるとのこと。
洗浄・消毒の耐久性

WD（洗浄機）にて、洗浄60℃15分、乾燥110℃20分、アルカリ洗剤（0.4%）使用の設定で行ったが、いずれも変形、変質、硬度変化を認めなかった。
水はけ
1. 各15cm四方の吸水前の重さを計測する。
2. それぞれを網台に置き、水が滴る寸前まで吸水させ質量を計測する。
3. 上記②「吸水させた質量」より①「元の重さ」を減法した値を残水量として記した。
切断の容易さ

事務用ハサミ、裁ちバサミ、カッターナイフを用いた切断テストを、男性8名、女性12名、計20名が行った。
評価にブレはほとんどなかった。